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自社のUSP(強み)を作って、必勝を願う。

敵を知り己を知れば、百戦危うからず

「敵を知り己を知れば、百戦危うからず」。これは「孫子・謀攻編」に見える格言。この語句に続いて「彼を知らずして、己を知れば、一たび勝ちて、一たび負く。彼を知らず、己を知らざれば戦うごとに必ず敗る」とある。

現在風に言えば、「ベンチマークして、自社のUSP(強み)を知れば、必ず勝てる」ということになる。ベンチマークとは直訳すると「基準」「標準」となるが、 マーケティング においては、他社の優れた事例(戦略、商品・サービスなど)を基準とし、評価することを指すこと。つまり「敵を知る」行為である。

さらにUSPとはUnique Selling Propositionの略で、商品やサービスが持っている独自の強みを意味するマーケティング用語のことだ。自社の強みを集約し、顧客に伝わりやすくしたものを言う。つまり「己を知る」行為というわけだ。

ちなみにUSPは、1960年代のアメリカで開発されたもので、コピーライターであるロッサー・リーブスと言う人が提唱したというのだから、意外とこの概念の歴史は長い。

USPを考えることから始めよう。

USP(強み)は概念としてはシンプルなのだが、「あなたの会社のUSPはなんですか?」と質問すると答えられる人は、意外と少ない。「そんなのあるんですかねぇ。うちに。」なんて、とぼけたことを言う担当者もいるぐらいだ。世の中に欠点だけの人がいないように、USPのまったくない会社は存在しないので安心して考えて欲しい。

・過去にあなたの企業は、何をやって何を成し遂げてきたか? ・技術ノウハウは、どのようなものがあるのか? ・どのような気持ちで、取り組んできたのか?

ライバル企業と照らし合わせながら徒然と考えなていると、「あれ、うちの会社って意外とイケているじゃない」となるかもしれませんよ。人間もそうですが「悪い点」ばかりに目が言ってしまいがちですが、自分の「良い点」は客観的に考えておく必要があります。自信を持って、自社を宣伝するためにも!

豆大福(マーケッター)

「売れるWebデザイン」を提唱するアジャの頭脳。
アジャの企業コンセプトである「もっと売れる表現を!」を実現化させるために、 デザインの感性にマーケティング論を融合させる社内随一の論理派。

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